映画館は閉まってるけど。

この頃の映画館、席は空けてあるし換気は良さそうだし

誰もしゃべらないしなんで閉まっているのか…

でも読書はできます、

ジョセフィン・テイ『時の娘(ハヤカワ)』

学がないのでリチャード三世と言われましても(泣)。

昭和20年代にあたるイギリスの、優雅な警部のお話。

ポール・アルテ『殺人七不思議(行舟文化)』

福岡で中国人がやってはる出版社がこんな珠玉の本を。

ポール・アルテ、まとめて読もうと思います。

いやはや行舟文化さん太っ腹!

それにポール・アルテさん、短編の方が冴えてないですか?

『斧』『花売りの少女』、いずれも長編のオマケについていた

とっても面白い短編小説です。

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嗚呼おどろいた。

久しぶりに国内作品で意表をつかれた

矢樹純『妻は忘れない(新潮部文庫)』。

女性の意識を淵からのぞきこんで、

なんだか新津きよみさんを読んだあとの感覚が。

花房観音『京都に女帝と呼ばれた作家がいた(西日本出版社)』。

確かに人気でしたね、山村美紗先生。

量産されていた作品の裏ではやはり身体を酷使。

しかし花房さんが現役のバスガイドさんというのが気になる!

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ウィル・トレント&谷崎潤一郎。

デンマーク警察の新作を待つ間に心ひかれたのは

アトランタのウィル・トレント特別捜査官。

カリン・スローター『砕かれた少女(マグノリアブックス)』

とにかくこのウィルさんが気になる…

続いて『ハンティング(ハーパーブックス)』。

色んな事件の謎解きとともにウィルの内面にも段々迫ってきました。

次も読まなくちゃ。

川本三郎『『細雪』とその時代(中央公論新社)』

ここらで育ったナデシコとしてはきゅんきゅん。

“左側”におられると思っていた著者がこの作品の連載中から

徳岡孝夫さんに励まされていたとはいいお話です。

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藤井厚二&ピーター・フォーク。

母が大好きだったし、今もBSなどでかかってるのを見ると

やっぱり面白い『刑事コロンボ』。その全作品の解説を載せるなんて

あっぱれな『刑事コロンボの帰還(二見書房)』。

マニア向けですがそれなりに楽しめました。

谷藤史彦『藤井厚二の和風モダン(水声社)』

藤井厚二を“和風モダン”でくくるのはどうか、ですが

生家や生い立ちを知り、あの端正な作風の一端を理解できました。

地元広島でもその建築物が守られていて素晴らしいです。

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シチリアのちょいワル、アサドの秘密。

 

ワン・モア・ライフ!

イタリアのオヤジだから何しても憎めないのよね。

とにかくプッと吹いてばかりのプラス志向の映画です。

最新刊に追いついた、ユッシ・エズラ・オールスンの

『特捜部Q アサドの祈り(早川書房)』。

このシリーズ、ちょいちょい日本趣味が見えるのも

くすぐるんですよね。“ドイツ野郎”呼ばわりも笑った!

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