達成感あり!

コロナ自粛に入ってから少しずつ読んできた平川先生のすこぶるつきの名訳、

ボッカッチョ『デカメロン(河出文庫)』が終わってしまった…

700年前の紳士淑女は楽しい10日間を終えフィレンツエに帰りますが

私たちはまだまだ元の生活には戻れない。グスン。

柚月裕子『暴虎の牙(角川書店)』

初めて読んだ『孤狼の血』のような重い感動はありませんが

色々気になることがあり。どなたかと話したいです。

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のぶ子ワールドへ。

高樹のぶ子『業平(日本経済新聞出版)』。

まぁ流麗なのぶ子節、在原業平さまの世界!

ナデシコの地元には阿保親王塚や業平橋があり親近感が。

しかし昔の方は歌のやり取りで恋心や教養を量るんですねぇ。

ボストン・テラン『ひとり旅立つ少年よ(文春文庫)』

待ってました!

この覆面作家のまだ読んでない作品も早いとこ読みたい。

奴隷制度のもとでの重いストーリーですが希望があります。

石原慎太郎『湘南夫人(講談社)』。

近年に書かれた作品では

形容詞が重なったりしてちょっと物足りないかな…

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上品なスリル。

ジョン・ヴァードン『数字を一つ思い浮かべろ(文春文庫)』。

アメリカの刑事ものなのに静謐で知的な空気が…

この主人公の元刑事のお宅にお邪魔してみたいです。

マーガレット・パウエル『英国メイドマーガレットの回想

(河出書房新社)』。

『日の名残り』なんかで味わえるような

この屋敷を守りご主人様に仕える!みたいなタイプじゃないメイド。

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8月に読む本。

長編『デカメロン』の為に他の本に割く時間が減ってるのですが

今月読んで良かった久生十蘭『内地へよろしく(河出文庫)』。

いやー、この方、もっと早くにお友達になっておくんだった。

中野翠先生の偏愛が少し理解できます…

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また邦題問題。

ぶあいそうな手紙』。

タイトルからいわゆるハートウォーミングな映画かと思ってたら

全然違うじゃん!厳しくて油断ならなくてしんみりもして、

とーっても良かったです!

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