安定の大御所ミネット・ウォルターズ、
派遣先のイラクで傷つき帰国した主人公が個性的で!
でも彼ばかりに気を取られてても…!?
公爵夫人曰く“シモジモの者はすることが多いから早起きして
考えることがないから早寝するのよ”って、それ私です奥様。
昭和37年の解説で佐伯彰一先生がおっしゃってた本も読まなくちゃ。
身近な動物たちを題材にした短編集なんですが
結局人間も動物も同じ生き物なんだと気づかされます。
クールで丁寧で教養高い筆致、ほれぼれです。
あぁ恐ろしかったジェニーン・カミンズ『夕陽の道を北へゆけ
(早川書房)』。 ボロボロになってもアメリカを目指せ!
事実に近い、それも現在のメキシコで起きていることなんですね。
日本人で良かったで済まされるものではないが打つ手なし…
安心してハラハラしてしかもプッと笑えます。
日本人で良かったです。