読んで良かった。

旗手啓介『告白(講談社)』。

丁寧に淡々とわかり易く、でも殺された岡山県警の高田警視はじめ

92年にカンボジアへ派遣された文民警察官たちへの深い敬意を

感じられた一冊。 読みながら一緒に怒っててつい夜ふかし…

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浮世離れ。

根強いファンが多いと思われる作家、

江國香織『なかなか暮れない夏の夕暮れ(角川春樹事務所)』。

この方のお父さまは好きだったんですが、お嬢様はどんどん

浮世から遠ざかっていかれるような… それがいいんでしょうね。

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台風の日に。

台風の日は出張やバレエ公演が中止になり

お気に入りの椅子で島崎今日子『森瑤子の帽子(幻冬舎)』

『目指す』とか『煮詰まる』の字や使い方が違っていて残念、

エッセイを集めた形式なのか記述の重複が多くて残念。

台風が去ってしばらくしてから甚大な被害が次々と判明しています。

信濃毎日新聞の号外より、須坂って、桜沢の夫、青木の実家です。

つい先日も美味しいリンゴのお裾分けをいただいたばかり。

青木家は無事だったそうですが各地の大変な水害、心からお見舞い申し上げます。

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またもやブラピさま。

ブラッド・ピット見たさに『アド・アストラ』。

宇宙のこと、さっぱり知識がなくとも人間ドラマとして充分楽しめます。

何より苦悩するブラピがたまらん…!

そういう訳で家人はぐっすり寝ていました。

木内昇『光炎の人(角川文庫)』。

明治の技師の立身出世の物語かと思ってたらそこはさすがの木内先生、

展開が壮大、読ませる、切ない…

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いい映画でした!

ガーンジー島の読書会』。

イギリス英語、読書、作家…という好きな分野が重なりとっても楽しめた作品。

きれいごとだけではないストーリーにも共感。

ミキール・ハースマン、素敵でした~♡

ドニー・アイカー『死に山(河出書房新社)』

1959年にソ連で起きた『ディアトロフ事件』って知りませんでしたが

こんなことが。 遭難の謎もさておき当時のソ連の世相、

若者たちの生態が興味深かったです。

貫井徳郎『罪と祈り(実業之日本社)』。

同じ昭和の事件を現在から紐解く構造なら

塩田武士『罪の声』の方が断然、と思うのは

あっちがノンフィクションに題材を得ているから?

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