何度目かの中野翠さま『ふとどき文学館(文藝春秋)』。
石井英夫さん、山本夏彦翁などを勝手に文章の師と仰いでいますが
もしかすると女性ではこの方に色々影響受けてるかも。
三度目ぐらいですが今回も楽しみました。
きっぱりと決意みなぎるタイトルの
ピーター・スワンソン『そしてミランダを殺す(創元推理文庫)』。
解説でパトリシア・ハイスミスに通じる、と書いてましたが
確かに僅かにそうかも! でも独自性があって新しく面白かったです。
何度目かの中野翠さま『ふとどき文学館(文藝春秋)』。
石井英夫さん、山本夏彦翁などを勝手に文章の師と仰いでいますが
もしかすると女性ではこの方に色々影響受けてるかも。
三度目ぐらいですが今回も楽しみました。
きっぱりと決意みなぎるタイトルの
ピーター・スワンソン『そしてミランダを殺す(創元推理文庫)』。
解説でパトリシア・ハイスミスに通じる、と書いてましたが
確かに僅かにそうかも! でも独自性があって新しく面白かったです。
リ・インカネーションという言葉で松任谷由美さんの同タイトルの歌が
頭に鳴り響き… 幻想なのか、解説者が書いてらしたように
絵空事というべきか… ちょっと疲れました。
息子の復讐をするはずがあれよあれよと違う世界に。
いつものように描写は美しいですが少し無理があったかも…
セバスチャン・フィツェック『乗客ナンバー23の消失(文藝春秋)』。
言葉足らずなのか、翻訳なのか、これが一番の原因かもですが
読む者の想像力の欠如なのか、難解なところが。
ミステリーなのに消化不良でした。
ケイト・アンダーセン・ブラウワー『使用人たちが見たホワイトハウス(光文社)』。
ホワイトハウスで働く方って黒人が多いのを初めて知りました。
ブッシュ父子やジャッキーのように使用人に囲まれた生活に慣れてると
自然体でいられるけど、そうでなければ大統領とはいえ大変なんですね。
ゴールデンウィーク後半はひたすらウォーキングと読書。
まず再読、山本周五郎『日本婦道記(新潮文庫)』。
昭和40年代の版、母から受け継いでもう三度目ぐらいでしょうか、
でも読むたび背筋が伸びたりじわっときたり。
前作読んで何この方!と思った柚月裕子『凶犬の眼(角川書店)』。
『孤狼の血』ほどではありませんでしたがやっぱりぐいぐいと。
こちらも映像化されるんでしょうか。