精が出ます。

ゴールデンウィーク前半はまずこれを再読、

城島充『拳の漂流(講談社)』。

フィリピンの方だったからこその戦前戦後の立ち位置、

さらに花形ボクサーとしての絵に描いたような栄光と転落…。

浅学ゆえまだまだ知らない凄い作家に出会えることに感謝、

イザベル・アジェンデ『日本人の恋びと(河出書房新社)』。

そいで70代でこのクラシックで瑞々しい物語を書かれたんですか?

ほかの作品も読まないと!

小学館のP+D BOOKS、書店の棚に並んでるのを見ると

ぜーんぶ欲しくなるんですよね、素晴らしいラインナップだと思います。

倉橋由美子『夢の浮橋』

昭和40年代半ばの上品で教養があって妖艶な方たちにうっとり。

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生きていらしたらきっと。

再読、向田邦子『男どき女どき(新潮文庫)』

いやー、このタイトルが『オドキメドキ』と読むことを初めて知りました。

ふむ、世阿弥。教養があります。この最後の短編小説四作すごいです。

さらに生きておられたらきっと日本のデュ・モーリアに。

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次作を待ってます!

シッラ&ロルフ・ボリリンド『満潮(創元推理文庫)』

スウェーデンの人気脚本家のご夫妻が初めて書いた小説だそうですが

読むのが楽しかった! 登場人物も個性的&魅力的です。

同じヒロインで次も書いておられるそうです、早く翻訳お願いします!

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ワイルドな二冊☆

先週は国内外の、奇しくも上質でワイルドな小説2作品を。

新田次郎『強力伝・孤島(新潮文庫)』

いやはや、息子さんのエッセイも好きですがお父さまの作品の

力強くて上質なことよ! 山犬に関する2種の短編書き分けも凄い!

こちらにもたまげました、

イザベル・オティシエ『孤島の祈り(集英社)』

海洋冒険家で女性、だから書ける内容なんでしょうが、

それにしても!

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先週も三冊。

先日このあと発表された『月の夜は暗く』を読んで急いで入手、

アンドレアス・グルーパー『夏を殺す少女(創元推理文庫)』

こちらの方が少しは明るくて報われましたが

この問題って、ヨーロッパの闇ですね…

石原慎太郎『海の家族(文藝春秋)』。

この方、海の物語がお好きなんでしょうしさすがですね。

作家の冷徹な目で書かれるストーリーが怖いです。

表紙写真も素敵、山内悠さんという方の作品です。

藤村亜美『オヒョイ 父、藤村俊二(勉誠出版)』。

わー、こんな息子さんがいらして藤村俊二さん、お幸せでしたね。

再婚や離婚、家族の関係など深い事情は多々あるんでしょうが

最後はきれいに送って貰ってうらやましいです。

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