ジャンルいろいろ。

先週はジャンルを問わず三冊、

高梨ゆき子『大学病院の奈落(講談社)』

えーん、病院や先生との出会いって重要ですよね…。

そしてアンドレス・グルーバー『月の夜は暗く(創元推理文庫)』

ドイツやオーストリアの警察ものってなんか新鮮。

えげつない殺人事件ですが

控え目なユーモアやおしゃれさがグッド。

三冊目は辻井喬『私の松本清張論(新日本出版社)』。

この出版社は共産党寄りなのかしら?

清張先生を認めた方、批判した方、嫉妬した方、

色々いらっしゃいますが白樺派を喝破していてちょっと爽快でした。

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好きな2作家&シャーリー・マクレーン。

余計なお世話ですが映画の邦題ってどうしてこうなるんでしょうね、

『あなたの旅立ち、綴ります』。

アマンダさんはそんなに…なんですがシャーリー・マクレーン、

拝んでおかないと! きれいごと満載ですが楽しめました。

本屋で見掛けたらつい手に取る作家のひとり

月村了衛『コルトM1847羽衣(文藝春秋)』

コルトシリーズの女渡世人版ですが、ムム、前回の『残月』に軍配か。

ヒロインの羽衣は黒木メイサさんにやってもらいましょうか…

デュ・モーリア党としては贔屓にせずにはいられない

ケイト・モートン『湖畔荘(東京創元社)』

今回も上質な世界を楽しみましたが2作前の『忘れられた花園』の方が…

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デュ・モーリア大好き&ドロンさま。

角川シネマ有楽町で

現在こんな素敵な企画の映画がかかっていまして

まず見たのがアラン・ドロンさま『太陽がいっぱい』。

うーん、パトリアシア・ハイスミスの原作の深みはないけれど

いいですよね、何故ならドロンさまだから。

ナポリの市場のシーンはプロモーション映像のようでした♡

最近次々昔の作品が発掘&翻訳&出版されて

デュ・モーリアLOVERにはたまりません。

『いま見てはいけない(創元推理文庫)』、

いつものように全く表情の異なる中編五編、堪能しました。

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人気シリーズ。

畠山健二『本所おけら長屋 十(PHP文芸文庫)』。

既刊十冊のうち二冊目の読書ですが

いつどこから読んでもおけら長屋の一員になれます!

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ドイツならでは&北欧ノワール。

はじめてのおもてなし』。

移民を積極的に受け入れてきたドイツならではの

コミカルで哀しくて、色~んな現実問題が盛り込まれていて

心があたたまる映画、見て良かったです。

舞台は美しいミュンヘンの街なんですが

かつて仕事でこの街に住んでいた家人、

『登場人物がミュンヘンなまりでしゃべっていない』などと指摘していましたが

ほんまにわかっているのか…

本はアンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム共著の

ボックス21(ハヤカワ文庫)』

そう、やっぱりノワールだったわね、やめられなかったけれど。

こちらの題材も解決できない社会問題です。

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