昭和30年代半ばの東京~大阪間の特急『ちどり』の七時間半。
ことば遣いもいいし食堂車もいいし当時の結婚事情もわかって興味深く。
因みに実際の『ちどり』は山陰~山陽を結ぶ陰陽連絡急行だったようです。
先週シーラッハさんの『禁忌』には太刀打ちできませんでしたが
こちらは浜田文人さんの『禁忌(幻冬舎)』。
38歳のベンチャー企業社長が『けしからん』『かけたまえ』とか警部補に
言うかなぁ、コクのない東京版黒川博行さんかな、と思ったら…
当の黒川先生おすすめでした。
確かに、黒川博行を読んでいなければ面白いです。