勝手に文章の師とあおぐ江國滋、山本夏彦、阿川弘之各先生亡き後
唯一ご存命の徳岡孝夫『五衰の人(文藝春秋ライブラリー)』。
平成7年、三島由紀夫没後25年に書かれた『三島由紀夫私記』です。
三島の晩年の数年間で濃い交流をした著者、
その徳岡さんに書きなはれと言った当時の『文學界』 編集長、
わ、解説が旧仮名遣いだ!
徳岡孝夫さん昭和5年生まれ、まだ書いてくださいませ。
そうですよね、今流行のへそのあたりで指を重ね肘を張るあのお辞儀、
やっぱり変ですよね。 でも食前食後に和歌は詠めないな…。
故瀬島龍三さんのすすめで書かれたのだとか、意外な交流です。
そして昨日一気読みの柚月裕子『孤狼の血(角川書店)』、
何これ、面白い!
法律の正義と人としての正義、『その女アレックス』のカミーユ刑事の
懸案でもありました。 世界共通です。