ダニエル・フリードマン『もう年はとれない(創元推理文庫)』、
面白いのなんのって。
こういう皮肉とユーモアにあふれているのは海外小説ですね。
あ、続編もあるみたいです、読まなくちゃ!
どうもこの色に弱くて、思わず手にしました。
全章が関連しているかといえばそうではなく、
でもつながってる部分もあり… しかしさすが手練です。
わー、知らなかった、第二次世界大戦後多くのナチスメンバーが
CIAに完璧にガードされてアメリカで優雅に暮らしていたとは。
いくらロシア=共産主義と戦うんだと言っても道理が通りまへん。
お達者で書いていらっしゃる間に語彙の豊かさにちょっとでも
触れておかなければ…。
あとがき、テニスコートで著者と角栄氏が会ったくだり、心に残りました。