生まれつきハンディキャップを背負った第九代将軍、
徳川家重と彼を支える大岡忠光。
そばで見守っているような温かい気持ちになった作品です。
現在はひ孫の方が作品群を管理されているそうですが
その大帝国を生み出したのは当時の階級に合わせた価値観を持つ
自称専業主婦の情熱的な女性でした。
バロン薩摩について書かれたいくつかの作品のうち
一番読みたかったのが素敵なP+D BOOKSから。
小学館さん、残念なこともあるけどいい仕事もされてます。
邦画をほとんど見ないことを軽く後悔した『夜明けのすべて』。
舞台になった会社で働きたいと思ってしまいました。
大きな事件は起こらないんだけど何この清らかな気持ち!
熱狂的支持者がいらっしゃるのに恐縮ですが
ちょっとキレが悪くなりはりました?
でもスペインのこの素敵な街へ行きたくなりました。