本棚にあって数年ごとに読み返すような本がわずかにありますが
これもそんな本、トレヴェニアン『シブミ(早川書房)』。
なぜアメリカ人のおっちゃんが描くこの世界が
日本人の作品以上にこんなに美しく切れ味があるのか。
期待ほどではなかったのですが、
語彙が豊かでキリっとして素敵なのと
1958年生まれで2022年デビューと遅い開花に拍手!
本屋で、あ、このシリーズの最新作だ!と迷わずに
主人公ジョー・ピケットの天敵家族、底力があって
なかなかぎゃふんと言いません。
激しくおすすめする映画『侍タイムトリッパー』。
細部までいちいち笑えたりしんみりしたりするんですが
タイムトリップに関する二重三重の仕掛けにやられました!